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外壁リフォームの手法の1つとして、カバー工法が挙げられます。
カバー工法は費用の手頃さ、工事期間の短さ、そして断熱性・遮音性に優れているといった魅力も兼ね備えていますが、デメリットも無視できません。
今回は、このカバー工法のメリットとデメリットを解説します。

◻︎外壁リフォームをカバー工法で行うメリット

外壁リフォームの中でも塗装や張り替えなど、いくつかの手段がある中でカバー工法を選ぶメリットは以下の通りです。

＊費用面での優位性

カバー工法は、張り替えよりも費用が安く抑えられる傾向にあります。
なぜなら、おもに既存の外壁を撤去する作業が不要であるためです。
具体的には、20万円程度のコスト削減が期待できます。

しかし、費用だけで選ぶのは危険です。
外壁リフォームの選択肢としては魅力的ですが、その後のメンテナンス費用も考慮に入れることを忘れてはいけません。

＊工事期間の短縮

カバー工法は、他の工法に比べて工事期間が短くて済みます。
具体的には、外壁塗装が12~15日、張り替えが12~17日に対して、カバー工法は10~14日ほどの期間が目安です。
工期が短縮できることで、何より大切なご家族にとってもストレスが少なく、生活の中断も最小限に抑えられます。

＊断熱性・遮音性の向上

カバー工法は、既存の外壁に新しい素材を重ねるため、断熱性と遮音性が向上します。
断熱性と遮音性が向上することで、特に冬季の暖房費や夏季の冷房費、さらには騒音の悩みも解決できる可能性を高められます。

◻︎カバー工法のデメリットも把握しよう！

カバー工法は工期も比較的短く、費用も他の工法に比べると抑えられますが、以下のようにデメリットもあります。

1.建物内部の修繕の制限

カバー工法は外壁の表面だけを綺麗にする手法であるため、建物内部の劣化には対応できません。
よって、内部が劣化している場合、張り替えが必要となります。
この点を軽視すると、外壁が崩れたり、雨漏りが発生する危険性が高まるので、必ず施工前に確認しましょう。

2.次回の修繕費用の高騰

カバー工法でリフォームした後、次回は張り替えが必要となるケースが多いです。
そのため、次回の修繕費用は高額になる可能性があります。
特に長期間の居住を考慮する場合、1回の工事の費用だけでなく長期的な目線で考えることを忘れてはいけません。

3.耐震性の低下

カバー工法では外壁が二重になるため、建物の総重量は増加してしまいます。
よって結果的に、耐震性が低下するリスクがあります。
国の耐震診断をクリアしていれば問題は少ないですが、それでも気になる場合は、張り替えを検討しましょう。

4.施工不良によるリスク

正確な施工がされないと、内部結露が発生する恐れがあります。
この結露は、建物の柱や下地の腐食、雨漏り、シロアリの発生など、重大な被害に繋がりかねません。

◻︎まとめ

カバー工法は、費用や工期、性能面でのメリットが多い一方で、内部修繕の制限や次回の修繕費用の高騰、耐震性の低下など、デメリットも無視できません。
これらの要素を総合的に考慮し、最適なリフォーム方法を選ぶことが重要です。
当社はお客様のご予算に合わせた、最適なリフォームをご提案させていただきます。
鴻巣市周辺で外壁リフォームをお考えの方は、ぜひ当社にお気軽にご相談ください。